普賢岳は、今・・・

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普賢岳を雲が覆っていた。まだ斜面は土が見える。少しずつではあるが緑が増えてきているようである。もう、深江町には噴火や土石流の爪あとは見られない。しかし、立ち寄った「みずなし本陣」には土石流で埋まった家が保存してあった。

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まだ、生々しさは残っている。土石流で運ばれた人間の頭くらいの石がごろごろとして、窓ガラスが割れ、家の中まで石が転がり込んでいる。みずなし本陣の駐車場には、鯉のぼりが泳ぎ、のぼりが立ち並んでいた。春風に乗って気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼりは、平和そのもののようである。しかし、普賢岳の噴火や土石流による被害は、島原や深江の人たちには、大きな痛手を与え、心の中には消えないものがあることだろう。



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